【はじめての子犬】お迎え後すぐ始まる“お世話”完全ガイド|最初の1ヶ月の流れ

「準備は整えたけれど、迎えたあと、いったい何から手をつければいいんだろう……」

子犬のお迎えが近づくと、多くの飼い主さんがこの不安にぶつかります。

ケージやトイレは買った。フードも用意した。
でも、家に着いたその瞬間から、何を、どの順番でしてあげればいいのか。
そこが、いちばんわからないところだと思います。

子犬を引き渡すとき「最初の1ヶ月、どう過ごせばいいですか?」というご質問を本当によくいただきます。

そこでこの記事では、お迎えの当日から約1ヶ月を、時系列に沿ってまとめました。
「今日は何をして、来週は何を始めるのか」が一目でわかるように、順番を整理しています。

何を“買うか”は、別の準備ガイドにまとめてあります。
この記事は、迎えたあと、何を“どの順番でするか”のガイドです。

イタグレと日本スピッツ、どちらの飼い主さんにも読んでいただけるよう、

共通する部分をベースにしています。
犬種で差が大きいところは、囲みで補足しました。

肩の力を抜いて、一緒に最初の1ヶ月を見ていきましょう。


目次

まずは全体像|最初の1ヶ月の流れ

細かい話に入る前に、1ヶ月の流れをざっくり掴んでおきましょう。

時期やることねらい
Day1〜数日ご飯・トイレ・便の確認新しい環境に慣れてもらう
数日〜2週目トイレトレーニング/社会化を開始。
慣れてきたらクレート・歯磨き・耳掃除・爪切りを少しずつ
暮らしの基礎づくり
3週目以降〜シャンプー・ブラッシング/ワクチン・通院などの医療定期ケアと健康管理

ポイントは、いきなり全部をやろうとしないことです。

子犬にとって、新しい家は知らないことだらけ。
人も、音も、においも、床の感触も、すべてが初めてです。

だからこそ、最初は「慣れること」だけに集中してもらいます。
ケアやしつけは、子犬が落ち着いてから、少しずつ。

この順番を守るだけで、子犬の負担はぐっと軽くなります。


お迎え前に、最低限そろえておくもの

迎えたあとの話に入る前に、最低限これだけは手元にあると安心、というものを“ざっと”だけ挙げておきます。

  • ケージ(サークル)
  • トイレ・トイレシーツ
  • 食器・給水器
  • ベッド(寝床)
  • 床の滑り止め
  • 消臭剤

それぞれ「どう選ぶか」「どんなものがいいか」は、犬種ごとに準備ガイドへ詳しくまとめてあります。
ここでは深入りせず、そちらに譲ります。

補足:床の滑り止めは、特にイタグレで大切
イタグレは脚が細く、関節や骨が華奢な犬種です。
滑り止めマットやカーペットは、お迎え前に敷いておくと安心です。


【お迎え直後・最優先】最初の数日(Day1〜)

さあ、いよいよお迎え当日です。

ここで最優先にしたいことは、たったひとつ。
「新しい環境に、無理なく慣れてもらうこと」です。

可愛くて、つい構いたくなる気持ちはとてもよくわかります。
家族みんなで抱っこして、遊んで、写真を撮って……。

でも、やりすぎは注意です。
最初の数日は、そっと休ませてあげるのがいちばんです。

まずは、休ませる

子犬は、移動してきただけで疲れています。
新しい環境は、楽しさよりも先に、緊張とストレスをもたらします。

子犬は1日のうち、とても長い時間を眠って過ごす動物です。
睡眠は、体をつくり、心を落ち着けるための大切な時間。

だから最初は、ケージの中でゆっくり休めるようにしてあげてください。
かまうのは、子犬のほうから出てきたときだけ。

「外に出して遊んであげたい」と思うかもしれません。
でも、そっとしておくことが、いちばんの優しさになる時期があります。

ご飯は、最初はブリーダーと同じものを

お迎え直後のご飯で、いちばん大事なルールはこれです。

フードを急に変えないこと。

子犬のお腹は、まだとてもデリケートです。
環境が変わるだけでもストレスがかかっているのに、そこへフードまで変わると、お腹がびっくりして下痢をしやすくなります。

ですから、まずはブリーダーが与えていたのと同じフードで続けてください。
ラーテルでも、引き渡しのときに、それまで食べていたフードをお渡ししています。

フードを切り替えたい場合は、子犬が新しい家にすっかり慣れてから。
今のフードに新しいフードを少しずつ混ぜ、1〜2週間ほどかけてゆっくり替えていきます。

フード選びや「切り替え方」について詳しくは、こちらの記事にまとめています。
愛犬のフード、その常識は本当?

なお、子犬は体が小さいぶん、低血糖(血糖値が下がりすぎる状態)に注意が必要です。
お迎えから2〜3週間ごろは、環境の変化で食欲が落ち、低血糖を起こしやすい時期とされています。

予防のコツは、

  • 1回の量を減らしてでも、回数を分けてこまめに与える
  • 体力以上に遊ばせすぎない
  • 清潔な寝床を用意する

ぐったりする、ふらつく、けいれんするといった様子が見られたら、
低血糖のサインかもしれません。
気になる場合は、早めにかかりつけの獣医師に相談してください。

「便の状態」を、最初にチェックする

意外と見落とされがちですが、お迎え直後にいちばん観察してほしいのが、うんちの状態です。

子犬は言葉で「お腹の調子が悪い」と言えません。
便は、その子の体調を映す、いちばんわかりやすいサインです。

正常な便と、注意したい便の目安をまとめました。

状態見た目の目安どう考えるか
正常適度な硬さ。ティッシュで軽くつまめる。形が崩れないひとまず安心。様子を見ながら過ごす
軟便形はあるが、やわらかい。地面につくと跡が残る環境ストレスでよくあること。1〜2日で戻るか観察
下痢形がなく、水っぽい注意。続く・嘔吐を伴う・元気がない場合は受診

お迎え直後の軟便は、環境が変わったストレスでよく起こります。
多くは、家に慣れるにつれて落ち着いていきます。

ただし、水のような下痢が続く・嘔吐を伴う・ぐったりしているときは話が別です。
子犬の下痢は、脱水や低血糖につながり、急に悪化することがあります。

少しでも「いつもと違う」と感じたら、ためらわずに獣医師へ。
便の写真を撮っておくと、診察のときに役立ちます。


【トレーニング&ケアの開始】少し慣れてから(数日〜2週目)

数日が過ぎて、子犬が新しい家でリラックスして眠れるようになってきたら。
いよいよ、暮らしの基礎づくりを始めていきます。

まずは2つ。
「トイレトレーニング」「社会化」です。
この2つは、できるだけ早く始めたいものになります。

トイレトレーニング

トイレは、最初に取り組みたいしつけのひとつです。

完璧を目指さず、「成功したら褒める」をひたすら繰り返すのが基本になります。
失敗しても、決して叱らないでください。

叱ると、子犬は「排泄そのもの」がいけないことだと勘違いして、隠れてするようになってしまうことがあります。
うまくいったときに、おやつと笑顔でしっかり褒める。
これがいちばんの近道です。

失敗した場所は、においが残らないようにしっかり消臭します。
においが残っていると、子犬はそこを「トイレの場所」と覚えてしまうためです。
おしっこの成分を分解する、酵素系(バイオ系)の消臭剤が向いています。

社会化|パピー期にしかできない、大切な準備

トイレと並んで、いえ、それ以上に大切なのが社会化です。

社会化とは、ひとことで言うと、
「これからの暮らしで出会うもの(人・音・場所・他の犬など)に、“こわくないよ”と慣れてもらうこと」です。

なぜ、急いで始めるのか。
理由は、子犬には社会化期と呼ばれる特別な時期があるからです。

社会化期は、おおよそ生後3〜14週ごろとされています。
この時期の子犬は、新しいものを「こわい」より「おもしろい」と受け止めやすく、いろいろな経験を素直に吸収します。

逆に、この時期に何も経験しないまま過ぎてしまうと、成犬になってから、知らない音や人を過剰にこわがりやすくなると考えられています。

つまり社会化は、「今しかできない準備」なのです。

とはいえ、難しく考える必要はありません。

  • 家の中の生活音(掃除機、ドライヤー、インターホン、テレビ)に、慣らす
  • いろいろな人(家族、来客、子ども、男性、帽子をかぶった人)に、おやつをあげながら会わせる
  • 抱っこやキャリーバッグで、外の景色・音を見せる

ここで大事な注意点があります。

最後のワクチンが終わるまで、子犬は感染症への抵抗力がまだ十分ではありません。
ですから、地面に降ろしての散歩は、ワクチンが完了してからにします(散歩デビューの時期は後半で説明します)。

ただ、「外に出せない=社会化できない」ではありません。
ワクチンが完了する前は、抱っこやキャリーバッグでの“抱っこ散歩”で、外の世界に少しずつ触れさせてあげられます。

米国の獣医動物行動学の分野でも、ワクチンが完了する前であっても、
安全に配慮しながら社会化を進めることの大切さが指摘されています。
「感染対策」と「社会化」の両方を、バランスよく進めていきましょう。

慣れてきたら、4つのケアを“少しずつ・おやつとセット”で

トイレと社会化に少し慣れてきたら、毎日のケアの練習も始めていきます。

ここで紹介するのは、次の4つです。

  1. クレート慣らし
  2. 歯磨き
  3. 耳掃除
  4. 爪切り

どれも、いきなり本番をやろうとしないのがコツです。

子犬は、押さえつけられたり、急に触られたりすると、「このケア=いやなもの」と覚えてしまいます。
一度こわいと感じると、あとからやり直すのは大変です。

だからこそ、おやつとセットで、段階を踏んで「これは楽しいことだ」と教えていきます。
「触られる → いいことが起きる」を、体で覚えてもらうイメージです。

順番に見ていきましょう。

(a) クレート慣らし

クレート(持ち運びできる、屋根付きの箱型ハウス)は、子犬の“安心できる個室”になります。

通院や災害時の避難など、いざというときに「クレートに入れる子」かどうかは、その子の安全を大きく左右します。

犬はもともと、狭くて囲まれた巣穴のような場所で休む習性を持つ動物です。
だからクレートは、本来、犬にとって落ち着ける空間になりえます。

慣らし方は、こんなステップで。

  1. 扉を開けたまま部屋に置き、中におやつを入れて、自分から入るのを待つ
  2. 中で過ごせるようになったら、ごはんをクレートの中で与える
  3. 入っている間に、扉をそっと閉めてみる(最初は数秒から)
  4. 閉める時間を、少しずつ伸ばしていく

ポイントは、クレートを「閉じ込める場所」にしないことです。
中に入ったら、いいこと(おやつ・ごはん・くつろぎ)が起きる。
そう感じてもらえれば、自分から入っていくようになります。

“安心できる個室”。おやつとセットで、自分から入れるように慣らします

(b) 歯磨き

歯磨きは、なるべく早く慣らしておきたいケアです。

理由は、歯の汚れ(歯垢)が、わずか3〜5日ほどで歯石に変わってしまうからです。
歯石になると歯磨きでは落とせず、放っておくと歯周病へとつながっていきます。

歯周病はただの「口の問題」では終わりません。
歯磨きの大切さと、歯の病気が体全体に及ぼす影響については、別の記事で詳しくお伝えする予定です。

慣らし方は、あせらず、こんな順番で。

  1. まず、口のまわりを優しく触ることに慣れてもらう
  2. 指に、味のついた犬用歯磨きペーストをつけて、舐めさせる
  3. ガーゼや歯磨きシートを指に巻いて、1本だけ磨いてみる
  4. 慣れたら、犬用の歯ブラシに進む

最初から全部の歯を磨こうとしなくて大丈夫です。
今日は1本、明日は2本、と少しずつ。
嫌がったら、その日はそこでやめる勇気も大切です。

理想は毎日ですが、まずは「歯ブラシをいやがらない」ところを目指しましょう。

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(c) 耳掃除

耳掃除は、毎日するものではありません。
汚れていなければ、無理に掃除する必要はないケアです。

ただ、耳を触らせてくれるようにしておくことは、とても大切です。
将来、耳の病気になったとき、薬を入れたり中を見たりするのに役立ちます。

慣らし方は、

  1. まず、耳をそっと触る・めくることに慣れてもらう(触れたら、おやつ)
  2. 慣れたら、犬用のイヤークリーナーをコットンに含ませ、見える範囲だけを優しく拭く

注意点がひとつ。
綿棒を耳の奥に入れないでください。
かえって汚れを押し込んだり、傷つけたりすることがあります。

汚れや、いやなにおい、赤みが気になるときは、自己流で掃除を続けず、獣医師に相談してください。

補足:たれ耳のイタグレと、立ち耳の日本スピッツ
イタグレはたれ耳で、耳の中が蒸れやすい傾向があります。
日本スピッツは立ち耳で比較的通気がよい一方、被毛が長いぶん汚れが目立ちにくいことがあります。
どちらも「定期的に状態をチェックする」習慣をつけておくと安心です。

(d) 爪切り

爪切りは、多くの飼い主さんが「こわい」と感じるケアかもしれません。

理由は、犬の爪の中には血管と神経(クイック)が通っていて、そこを切ると出血して痛がるからです。

だからこそ、子犬のうちから「足先を触られること」に慣れてもらうのが何より大切です。

  1. まず、足先・指のあいだを触ることに慣れてもらう(触れたら、おやつ)
  2. 爪切りの道具を見せて、においをかがせる
  3. 1本だけ、先のほんの少しを切ってみる
  4. 1本切れたら、たくさん褒めて、その日は終わりにしてもいい

白い爪なら、中にうっすらピンク色の血管が透けて見えます。
その手前で止めるのが安全です。
黒い爪は血管が見えにくいので、ほんの少しずつを心がけてください。

切ることに不安が強い場合は、刃で「切る」のではなく、電動の爪やすりで少しずつ削る方法もあります。
音や振動に慣らす必要はありますが、深爪のリスクは抑えやすくなります。

不安なときは、無理をせず、動物病院やトリミングサロンにお願いするのも、立派な選択です。

補足:おうちでの「留守番」と退屈対策
この時期、少しずつ一人の時間に慣らしていくことも大切です。
ずっとそばにいると、かえって「ひとりになれない子」になってしまうことがあります。
かじって遊べる知育玩具などがあると、留守番の時間を前向きに過ごしやすくなります。


【定期メンテナンス&医療】3週目以降〜

子犬が家にすっかり慣れ、毎日のケアの練習も少しずつ進んできたころ。
3週目あたりからは、定期的なケアと、医療の予定が入ってきます。

(a) シャンプー・ブラッシング

「お迎えしたばかりだけど、すぐにお風呂に入れた方がいい?」

そう思う方もいるかもしれません。
でも、その必要はありません。

ラーテルでは、子犬の引き渡し当日に、シャンプーを済ませた状態でお渡ししています。
つまり、お迎えのときには、すでにきれいな状態です。

ですから、次のシャンプーは「3週間に1回」程度が目安になります。
お迎えから数えると、約3週間後が、最初のシャンプーの目安ということです。

子犬の皮膚は、人よりもずっとデリケート。
洗いすぎると、皮膚を守る大切な皮脂まで落としてしまい、かえって乾燥や肌荒れの原因になります。

シャンプーは、人用ではなく、犬用の低刺激タイプを選んでください。

洗ったあとは、しっかり乾かすことが何より大切です。
生乾きは、皮膚トラブルのもとになります。

ここで、犬種によるちがいが大きく出ます。

補足:イタグレと日本スピッツで、被毛ケアはこんなに違う

イタグレ(短毛)
被毛がとても短いため、シャンプーの頻度は低めで構いません。
日常は、お湯で湿らせたタオルや、犬用ボディシートでの拭き取りで十分なことが多いです。
ただし寒さにとても弱い犬種なので、洗ったあとは特に念入りに、素早く乾かして体を冷やさないようにしてください。

日本スピッツ(白い長毛)
真っ白な被毛が魅力ですが、そのぶん、汚れや黄ばみが目立ちやすい犬種です。
美しい白を保つには、こまめなブラッシングが欠かせません。
日本スピッツの被毛は、二層構造(ダブルコート)で、空気の層をつくって体温を守る大切な役割があります。
「暑そうだから」と短く刈ってしまうと、かえって皮膚を守れなくなることがあるので、安易なサマーカットには注意が必要です。

ブラッシングは、シャンプーよりずっと頻度高く、毎日の習慣にしたいケアです。
抜け毛を取り除き、皮膚の状態をチェックし、何より子犬とのスキンシップの時間になります。

ブラッシングの道具選びや、犬種ごとのやり方については、こちらにまとめています。

犬の抜け毛、どう向き合う?ブラッシングガイド

(b) ワクチン関係

ここからは、医療のお話です。
ここはとても大切なところなので、できるだけ正確にお伝えします。

まず前提として。

ラーテルの卒業生(ラーテル犬舎から迎えた子犬)の場合は、引き渡し前にどこまでワクチンを接種済みか、飼い主さんに必ずお伝えしています。
ですから、「次にいつ打つか」は、お渡しした情報をもとに、かかりつけの獣医師と相談して進めてください。

以下は、(ペットショップ等で購入した子犬など)接種状況がはっきりしない場合も含めた、一般的な考え方です。

子犬の混合ワクチンは、生後8週・12週・16週ごろの、計3回で組むのが一般的とされています。

なぜ何度も打つのか。
それは、お母さんからもらった免疫(移行抗体)が、いつ切れるかは子犬によって差があるからです。
切れるタイミングが読めないので、間隔をあけて複数回打ち、確実に免疫をつけていきます。

そして、散歩デビュー(地面に降ろしての散歩)は、最後のワクチンから2〜3週間ほどあけてからが目安です。
免疫がしっかり働き始めるまでに、時間がかかるためです。

それまでは、前にお伝えした「抱っこ散歩」で、外の世界に慣らしてあげてください。

接種する回数やスケジュールは、子犬の状態・地域の感染状況・獣医師の方針によって変わります。
必ず、かかりつけの獣医師の指示に従ってください。

(c) 病院への通院|かかりつけ医を作る

最後に、通院についてです。

通院のタイミングで、季節の予防についても相談しておきましょう。

  • フィラリア(犬糸状虫)予防:蚊が出る季節に合わせて。地域で時期が異なります
  • ノミ・マダニ予防:暖かい季節を中心に。通年で行う地域もあります

これらの予防は、お住まいの地域や気候によって、始める時期も方法も変わります。
ここでも、判断はかかりつけの獣医師にゆだねるのが安心です。

医療に関しては、ネットの情報や、この記事の内容だけで自己判断しないでください。
最終的な判断は、その子を実際に診ている獣医師が、いちばん確かです。


まとめ|最初の1ヶ月は、「順番」を守るだけでいい

最初の1ヶ月でやることを、もう一度おさらいします。

  • Day1〜数日:構いすぎず、そっと休ませる。ご飯はブリーダーと同じものを継続。便の状態を観察する
  • 数日〜2週目:トイレトレーニングと社会化を開始。慣れてきたら、クレート・歯磨き・耳掃除・爪切りを“おやつとセット”で少しずつ
  • 3週目以降〜:シャンプー(約3週間に1回が目安)・ブラッシング。ワクチンや通院など医療の予定を、獣医師と相談しながら進める

たくさん書いてきましたが、いちばん大切なことは、たったひとつです。

いきなり全部やろうとしないこと。

子犬には、子犬のペースがあります。
焦って詰め込むより、一つひとつ「楽しいこと」として教えてあげるほうが、結局は近道になります。

うまくいかない日があっても、大丈夫。
今日できなくても、明日また、おやつを持って、にっこり笑って向き合えばいいのです。

最初の1ヶ月は、お世話の1ヶ月であると同時に、その子との信頼を育てる1ヶ月でもあります。
どうか、肩の力を抜いて、この子との時間を楽しんでください。

私たちは、いつでも応援しています。

お迎え前に読んでおきたい記事リスト

最後に、この子を迎える前後に読んでおくと安心な記事を、チェックリストとしてまとめました。


参考文献

  • WSAVA(世界小動物獣医師会)「2024 Guidelines for the Vaccination of Dogs and Cats」 https://wsava.org/global-guidelines/vaccination-guidelines/ (2024年)
  • Royal Canin「子犬の社会化の重要性とワクチン後の散歩の仕方」 https://www.royalcanin.com/jp/dogs/puppy/taking-your-puppy-for-their-first-walks
  • アニコム損保「犬との暮らし大百科」犬の低血糖症/犬が下痢をしたら https://www.anicom-sompo.co.jp/inu/4059.html / https://www.anicom-sompo.co.jp/inu/6554.html
  • ボネールどうぶつ病院「子犬・子猫の低血糖に注意!」 https://bonheur-animal-hospital.com/column/pediatrics/197/
  • 千里桃山台動物病院「子犬・子猫の歯磨きトレーニングについて」 https://www.hs-gac.jp/info/whatsnew/puppie-kitten-teeth-brushing-training/
  • 東千葉いこい動物病院「時期に応じた子犬の育て方(社会化期について)」 https://higashichiba.ikoi-clinic.com/archives/665

※本記事は一般的な飼育情報をまとめたものです。子犬の体調・健康・医療に関する判断は、必ずその子を診ているかかりつけの獣医師にご相談ください。

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