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子犬がうんちを食べる…いつまで続く? 放っておいていい? やめさせ方をやさしく解説


「まだ3ヶ月の子犬なのに、自分のうんちを食べちゃった……。」

あんなにかわいい子が、と驚きますよね。

でも、まず安心してください。

子犬がうんちを食べるのは、多くの場合、正常な成長の一部です。

この記事では、「なぜ食べるのか」「いつまで続くのか」「どうすればいいのか」を、やさしく説明します。


目次

子犬がうんちを食べるのは、なぜ?

子犬は、口を使って世界を確かめている最中です。

おもちゃも、スリッパも、そしてうんちも
——なんでも一度は口に入れて、「これは何だろう?」と確かめます。
これは、赤ちゃんがなんでも口に運ぶのと、少し似ています。

だから、子犬期の食糞は「異常」ではなく、発達の途中でよく見られることなのです。

ちなみに、母犬は子犬のうんちやおしっこを舐めてきれいにする習性があります
(生後3週間ごろまで、子犬は自分で排泄ができないため、母犬が助けます)。

これは子育ての行動で、成犬の食糞とは別のものですが
、「犬にとって、うんまわりは意外と身近なもの」ということは伝わると思います。


子犬の食糞は、いつまで続く?

いちばん気になるのは、ここですよね。

多くの子犬は、成長とともに落ち着いていくとされています。

体が育つと、口でなんでも確かめる時期が過ぎていくからです。

ただし、正直にお伝えします。

「子犬だから、そのうち必ず治る」とは言い切れません。

実は、先ほどの大きな研究(犬1,552頭)では、年齢と食糞には、はっきりした関係が見つかりませんでした。

大人になっても続ける子もいる、ということです。

なので、「そのうち勝手に治るだろう」と待つよりも、
今のうちから、次に説明する対応を淡々と続けるのがおすすめです。

子犬のうちに良い習慣をつけておくと、大人になってからが楽になります。

私も次第に治ると思っていた派ですが、引き続きの対処も同時に必要ですね。


放っておいていい? すぐ受診すべき?

「様子を見ていい食糞」と「早めに病院へ行くべき食糞」があります。見分け方は、こうです。

様子を見ながら対応してよいケース

  • 元気で、食欲もふつう
  • うんちの状態もふつう
  • 軽く食べる程度で、他に気になる症状がない

この場合は、下の「やめさせ方」を続けながら、成長を見守って大丈夫です。

早めに動物病院へ行くべきケース

  • うんちがゆるい・下痢している
  • 食欲はあるのに、やせている・体重が増えない
  • お腹をよく壊す
  • 元気がない

子犬は、お腹の中に寄生虫がいることもあります。

下痢や体重の増えにくさがあるときは、検便もかねて一度受診すると安心です。


子犬の食糞のやめさせ方|3つのポイント

やることは、とてもシンプルです。

1. うんちは、出たらすぐ片づける

いちばん確実な方法です。うんちがそこになければ、食べようがありません。

子犬は排泄のタイミングが読みやすい(食後・起き抜け・遊んだ後)ので、
そばで見ていて、出たらすぐ片づけましょう。子犬の時期はこれを徹底します。

2. 「ちょうだい」で交換を教える

うんちに近づいたら、おやつを見せて気をそらし、来たらおやつをあげる

「うんちから離れる=いいことがある」を繰り返すと、
無理に取り上げなくてよくなります。

子犬のうちから遊び感覚で教えると、上手になります。

3. 絶対に叱らない

これが、いちばん大切です。

子犬のうちに「うんちを食べたら怒られる」と教えてしまうと、
見つかる前に、あわてて食べて隠すようになってしまうことがあります。

これでは逆効果です。

叱るのではなく、無言でサッと片づけて、「ちょうだい」で離れる練習をする。これが正解です。


よくある質問(FAQ)

Q. 子犬の食糞は、何歳くらいで治りますか?

多くは成長とともに落ち着きますが、はっきりした時期は決まっていません。

研究では年齢と食糞に明確な関係は見つかっていないため、
「必ず治る」とは言えません。今のうちから「すぐ片づける」を続けるのが近道です。

Q. 放っておいても大丈夫ですか?

元気でうんちの状態もよければ、対応しながら見守って大丈夫です。

ただし、下痢・体重が増えない・元気がない場合は、寄生虫などの可能性があるので受診してください。

Q. 叱ってしつけてもいいですか?

いけません。子犬のうちに叱ると、隠れて食べるようになってしまいます。無言で片づけ、「ちょうだい」で交換を教えましょう。

Q. うんちを食べた口で舐めてきます。大丈夫?

そのタイミングでは、顔まわりを舐めさせるのは控えたほうが無難です。口や手を洗い、定期的な検便・駆虫を続けましょう。


まとめ

  • 子犬の食糞は、多くが正常な成長の一部——なんでも口で確かめる時期
  • 「いつまで」に決まった答えはない——必ず治るとは限らないので、今から対応を
  • 下痢・やせ・元気がないときは、受診を(寄生虫のことも)
  • やることは、①すぐ片づける ②交換を教える ③叱らない

初めての子犬で、うんちを食べる姿を見ると心配になりますよね。

でも、多くの子は、正しく対応すれば落ち着いていきます。あわてず、淡々といきましょう。

食糞の基本(なぜ食べるのか・大人の犬の場合)は、犬がうんちを食べるのはなぜ?やめさせ方にまとめています。迎えたばかりの時期のお世話全体は、はじめての子犬・最初の1ヶ月もどうぞ。


参考文献

  1. Hart BL, Hart LA, Thigpen AP, Tran A, Bain MJ. (2018) The paradox of canine conspecific coprophagy. *Veterinary Medicine and Science* 4(2): 106-114. DOI: 10.1002/vms3.92(PMID: 29851313)
  1. Santos NR, Beck A, Fontbonne A. (2020) A review of maternal behaviour in dogs and potential areas for further research. *Journal of Small Animal Practice* 61(2): 85-92. DOI: 10.1111/jsap.13085(PMID: 31808169)
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